感謝
こんばんは、けんです。
7月21・22日、第八代團長で前桜援会会長の前田兼利先輩の通夜と告別式が執り行われました。
私は22日の告別式に参加させていただき、案内のお手伝いと最後に院歌を歌いました。
当日は曇り。暑さはあるものの、風が少し和らげ、お昼には日差しも見えました。
前田先輩は現役の頃から、応援に吹奏楽が必要であることを訴え、当時様々な人脈や関係者からお金を集め楽器を購入し、応援団に吹奏楽部を作りました。この吹奏楽部は先輩が卒業してから数年後、リーダー部ともめてしまい全員が辞めてしまいます。当時応援団は男の世界。今でこそ、リーダー・チア・吹奏楽が一体となって構成されているのが当たり前ですが、当時はまだまだリーダーの方々のイメージの中に吹奏楽が入る余地はなかったのだと思います。これはこれで当時の価値観として生きていたものだと思います。そういった時代の中での前田先輩の真に選手を鼓舞する応援のスタイルへの追及と、それを達成するための行動力や実行力は尊敬しなければいけないと思います。
こないだ完成した吹奏楽部第10回定期演奏会記念誌の中の福井慶彦学習院大学学長の御挨拶の中で演奏会当日、学長先生の隣で前田先輩からこれまでの吹奏楽部の発展の過程を伺ったと挨拶の中でお書きになられています。
誰よりも吹奏楽を応援団の中で必要とし、現在の部が創設されてからも様々な支援をされ、先輩の夢であっただろう吹奏楽部が10回の定期演奏会を迎え、OBOG現役が一緒になってハーモニーを奏でている姿をどんな気持ちで御覧になっていたのでしょうか。喜んでいただけていたのならこれ以上の幸せはありません。
告別式で院歌を歌う前、団長が団員に向かって、感謝の気持ちを持って心をこめて歌いましょうと言いました。團旗に包まれた棺が車の前に到着した時、私の心の中は先輩が現役だった50年前にタイムスリップした気分になりました。そして50年後の今日、自分がこうやって院歌を歌えることに感謝しました。きっと先輩の情熱がなかったら今日の自分はいなかったかもしれないと思うと、大声で歌わずにはいられませんでした。
吹奏楽部第10回定期演奏会記念誌のタイトルは「感謝」です。
私はまず自分がこうしていられることができることを感謝しなければいけないと思ったのと同時に、真っ先に感謝しなければならない人を失ってから知ったのでした。
失って気づく大切さやありがたさはたくさんあります。私が出来ることは、感謝の気持ちを忘れずに部活の発展に貢献することと、先輩の思いや情熱を後輩に伝えていくことだと思います。
学習院で事務局長として職員をまとめ、誰よりも学習院を愛し、団の発展を支えてくれた先輩。その記憶を忘れることなく、一人一人が挑戦していくことが先輩への恩返しであると思います。
御冥福をお祈りいたします。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

最近のコメント